お墓
全国8,000件以上の霊園・墓地の中から、お客さまの個別事情・ニーズに即した最適な霊園をご案内するほか、墓じまいや改葬(墓の引っ越し)、海洋散骨や樹木葬もご紹介しています。
墓石の種類と特徴
墓石には、さまざまな種類があります。その墓石の種類と特徴をご紹介します。
デザイン
和型
台石の上に、竿石と呼ばれる搭状の長い石を建てた、伝統的な型です。
なじみのあるデザインのため、幅広い世代の方に受け入れられやすく、建てられる墓地・霊園の制限がありません。
他の型に比べ多くの石材を使用するため、費用がやや高額になることもあります。
洋型
欧米風のスタイリッシュな型です。
厚めの台石の上に、低く幅の広い石を載せた形が一般的です。
和型に比べ、高さがない分倒壊に強いことや、思い思いの文字を刻むことができるのも人気の理由のひとつですが、墓地や霊園によっては建てられないこともあります。
デザイン型
決まった型にとらわれず、オーダーメイドで唯一無二のお墓を建てられます。
一般的な墓石と比べても特徴的で、遠くからでも一目でわかります。
独特な形になることが多いので家族の同意が得られないことや、工夫をこらすほど費用がかかるため、家族や石材店との話合いがとても大切です。
石
よく使われる石
大まかな分類として、「花崗岩(かこうがん)」「閃緑岩(せんりょくがん)」「斑レイ岩(はんれいがん)」「安山岩(あんざんがん)」の4種が挙げられ、産地や成分などにより、300以上の種類があります。
これらの石は風化に強く、磨くと光沢が出るものとして知られています。
(よく聞く”御影石(みかげいし)”というのは、花崗岩・閃緑岩・斑レイ岩のすべてを指しています)
墓石に使用するのによいといわれる「石種3条件」
・硬いこと
・水を吸いにくいこと
・風化に強く、経年劣化しにくいこと
一般的に、硬くて吸水性が低い石ほど、耐久性に優れているといわれています。
お墓選びの流れ
終活の一つとして、お墓をどのように選んだらよいか、ご相談も多くいただきます。お墓選びのポイントや流れをご紹介します。
構想
お墓のデザインや費用、墓地の場所を検討したり、必要があれば家族で話し合いをしましょう。
情報収集
インターネットや資料請求などで、希望にあった墓地・霊園をピックアップしましょう。 良さそうなところを数か所に絞り、現地の見学をしましょう。 あらかじめ予約しておくことをおすすめします。
墓地・霊園見学
実際に現地に足を運び、区画について具体的に説明を受けたり、質問があれば担当者に尋ねてみましょう。
同時に、周辺環境や交通の便などもチェックしておきましょう。
お墓を契約したら、墓地を使用するお金(永代使用料)については一括で支払うのが一般的です。
墓石の打ち合わせ
霊園と区画が決まったら石材店を訪れ、予算希望にあった墓石を選びましょう。
デザイン・予算・宗派など、希望を伝えましょう。
複数社から見積りを取ることをおすすめします。
契約
納得のいくまで打ち合わせができたら、いよいよ契約です。
間違いなどないかを確認し、支払方法や法要などについても確認をしておきましょう。
この時に、工事の着手金を払うのが一般的です。
施工・引き渡し
契約後、お墓の工事が始まります。
完成までは2~3ヶ月は見ておきましょう。
完成した実物を確認した時に、残りの費用を払うのが一般的です。
墓石が完成したら、納骨ができるようになります。
初めて納骨をする際には、「開眼供養(かいげんくよう)」を行います。
建立された墓前でお経を読んでもらい、お墓に魂を入れる法要です。
仏壇の種類と特徴
仏壇には、伝統的な仏壇もあれば、最新のモダンな仏壇、金仏壇、唐木仏壇などどさまざまな種類があります。その仏壇の種類・特徴をご説明します。
仏壇には、「仏様をお祀りする家の小さなお寺」・「ご先祖様のお家」という2つの意味があるといわれています。
最近では、大きく分けて3種類のお仏壇が主流です。
金仏壇
杉、檜、松などの素材に漆が塗られ、内部を金箔や金粉で仕上げたものです。
唐木仏壇
紫檀、黒檀、シャム柿といった木材の、美しい木目を活かしたものです。
モダン仏壇(家具調仏壇)
仏間のないお部屋やフローリングにも合う、インテリア性の高いものです。
仏壇選びのポイント
仏壇にもさまざまな種類があります。宗派や費用、置き場所などによっても異なりますので、その選び方のポイントをご紹介します。
仏壇購入の機会は人生の中でそうそうありません。どう選べばいいのか迷ってしまうのは当然のことです。
迷わずに購入するコツは、“ほしい仏壇のイメージをもってお店に行くこと”です。
お店に行く前に、自分の住まいや暮らしに合った仏壇を把握しておきましょう。
ポイント1 宗派を確認する
仏壇は宗派によって、種類や飾る仏具が決まっている場合があります。
事前に菩提寺に連絡するなどして、自分の宗派を確認しておきましょう。
ポイント2 置き場所を決める
仏壇の置き場所も大切です。お部屋によって、置けるタイプや似合うデザインも変わってきます。
また、仏壇は日々お参りするものです。椅子に座って、正座して、立ってなど、お参りする方法も考慮して置き場所を決めましょう。
宗派によっては、仏壇を置くにふさわしい場所や方角を定めている場合もあります。事前に確認しておくと安心です。
場所が決まったらスペースのサイズを測り、メモしておきましょう。
ポイント3 仏壇のタイプを決める
前述の通り仏壇にはいくつかの種類があるので、自分の宗派や好みなどから、どのタイプがよいか決めておくとよいでしょう。
事前にタイプを決めておくと基準が定まりやすくなり、実際にお店に行ったときにはそれと比較しながら選択できるので、自分にベストな仏壇を見つけやすくなります。
ポイント4 予算の範囲を決める
仏壇の価格にはかなりの幅があります。
現代的な家具調仏壇なら数万円から、高級な金仏壇であれば100万円以上のものもあります。さらに、仏壇のなかに飾る仏具も必要なので、一式となると金額もアップします。
予算の範囲をある程度決めておくと、「勢いで買って予算をオーバーしてしまった…」という事態も避けられます。
購入のタイミング
いつ仏壇を購入すればよいのか、適切な購入タイミングについてご説明します。
仏壇を買う時期はいつでもかまいません。ここでは、購入におすすめのタイミングをいくつかご紹介します。
葬式から四十九日まで
仏壇がない場合、忌明けとなる四十九日の法要までに用意するのが一般的です。
四十九日の法要では、「開眼供養」といって位牌へ故人の魂を移す、また位牌を安置する仏壇にも魂を入れる儀式を行うので、それまでに購入し、開眼供養をしてもらうのがよいでしょう。
一周忌や三周忌に合わせる
仏壇は子や孫へと代々受け継いでいく、家族にとって大切なものです。
葬式から四十九日までの短い期間で納得のいくものが見つけられなければ、焦って購入せず、じっくり探せばよいのです。
その場合は、一周忌や三周忌の法要時に、仏壇の開眼供養をしてもらいましょう。
新築やリフォーム、引越しなどで住まいが変わるとき
仏壇はおうちの小さな寺であり、ご先祖さまの家です。それを置く住まいが新しくなったときも、仏壇を購入するのによいタイミングといえます。
リニューアルしたお部屋の雰囲気に合わせて、仏壇を買い替えてもいいでしょう。設計の段階から加われる場合、適した置き場所を設けられるもの大きなメリットです。
なお、仏壇の開眼供養は新しく購入したときだけでなく、置き場所を移動するときも行います。既に持っている仏壇を動かす場合にも、同様に行いましょう。